低濃度PCB廃棄物 【トランス・コンデンサのPCB分析】|PCB|
2021年01月27日
皆様こんにちは。アースサポート㈱の湊です。
1月度も最終週に入り、西日本エリアの高濃度PCB廃棄物処理期限が2021年3月末までとなり、期限まで2カ月を切る時期となりました。
今月は保管中のPCB使用安定器搬入荷姿登録補助作業のご依頼や、解体予定のビルに残っている照明器具のPCB使用安定器調査のご依頼等、複数のPCB調査案件の対応をさせて頂いております。
昭和52年3月以前に建築・改築された建物をお持ちで過去PCB使用機器の調査を行った履歴がない場合や現在PCB使用機器を保管中の場合は、一度弊社までお問合せ頂ければと思います。
PCB廃棄物処分に関する様々な情報発信の場として開設した「PCBブログ」 第14目の今回は、ここ最近お問合せが増えているトランス・コンデンサのPCB分析についてご紹介させて頂きます。
ビルや工場等の電気を多く使用する建物には、高圧受電用設備としてトランスやコンデンサが使用されています。
●トランス
●コンデンサ
PCB使用機器はPCB濃度の違いにより、「高濃度PCB使用機器(絶縁油PCB濃度が5,000mg/kg超)」と「低濃度PCB使用機器(絶縁油PCB濃度が5,000mg/kg以下)」に分類されます。
トランス・コンデンサの高濃度PCB使用機器と低濃度PCB使用機器の処分期限は異なっており、以下の通りとなっています。
●高濃度PCB廃棄物に該当するトランス・コンデンサ
北九州事業エリア(九州・中国・四国地方):平成30年3月31日で既に処分期間終了
大阪事業エリア(関西地方):令和3年3月31日まで
豊田事業エリア(東海地方):令和4年3月31日まで
東京事業エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉):令和4年3月31日まで
北海道事業エリア(東京事業エリアを除く東日本):令和4年3月31日まで
●低濃度PCB廃棄物に該当するトランス・コンデンサ
全国統一で令和9年3月31日まで
詳細は環境省のポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイトをご参照下さい。
http://pcb-soukishori.env.go.jp/
トランス・コンデンサの高濃度PCB使用機器については、型式等の機器情報を各製造メーカーに問い合わせ頂ければ、該当機器かどうか判別頂く事が可能です(※メーカーにより異なります)
しかし、低濃度PCB使用機器については各製造メーカーでも判別が難しく、基本的には機器内の絶縁油を採取し、濃度分析を行い判別を行う必要があります(※年代や型式等でPCB不使用と判別可能な場合もあります)
最近お問合せが増えているのが、機械類の更新に伴い使用されていたコンデンサ、工場の改修工事に伴い電気設備で使用されていた進相コンデンサ、ビルの解体工事に伴い屋上に残っていたキュービクル内にあったトランス等、改修工事や解体工事に伴い処分が必要になったトランス・コンデンサに関するPCB分析のご相談です。
アースサポートではトランス・コンデンサのPCB分析業務に加え、低濃度PCBに該当した場合の収集運搬処分コンサルティングのご提案、PCBに該当しなかった場合の通常産廃処分のご提案が可能で、ワンストップで対応させて頂きます。
低濃度PCB廃棄物に該当する可能性があるトランス・コンデンサの処分が必要になった場合は、一度お問合せ頂ければと思います。
御見積は無料で対応させて頂きます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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