高濃度PCB廃棄物【照明器具LED化の際はPCBに要注意】|PCB|
2021年06月18日
島根県、鳥取県の皆様こんにちは。アースサポート㈱の湊です。
西日本地域では令和3年3月31日で高濃度PCB廃棄物処理期限となりましたが、現在も照明器具用安定器等の高濃度PCB廃棄物に該当する小型電気機器の処分方法等についてご相談のご連絡を頂きます。
昭和52年3月以前に建築・改築された建物にある古い照明器具安定器等には高濃度PCB含有の可能性がありますので注意が必要です。
処理期限は過ぎていますが、照明器具用安定器等の高濃度PCB廃棄物に該当する小型電気機器を使用し続けると劣化による揺曳リスク等がございますので、取り外し及び適正な保管の対応が必要です。
昭和52年3月以前に建築・改築された建物をお持ちで過去PCB使用機器の調査を行った履歴がない場合や古い照明器具廃棄の際は、是非一度当社までお問い合わせください。
PCB廃棄物処分に関する様々な情報発信の場として開設した「PCBブログ」 第22回目の今回は、照明器具LED化の際はPCBに要注意と題してPCB含有機器に関する注意点ご紹介させて頂きます。
蛍光灯や水銀灯を更新される際は、明るくて消費電力が少ないLED照明器具への交換が主流となっています。
以前は既設の灯具を一部加工(配線等)し、LED照明ユニットを取り付ける製品が多く採用されていましたが、現在は灯具ごと交換するタイプが多くなっています。
古い照明器具をLED照明に交換する際は、既設照明器具についている安定器がPCB使用製品に該当しないかどうか確認が必要です。
既にLED照明に変わっている場合も安心はできません。
実際にあった事例で、既設の灯具を一部加工して取り付けるタイプの蛍光灯型LED照明器具について、灯具内にPCB使用安定器が配線を切った状態でそのまま残置されており、大量にPCB使用安定器が発見された事例がありました。
おそらく交換工事の際、蛍光灯安定器のPCB使用有無を調査されずにそのまま残置された可能性があります。
灯具ごとLED照明に変わっている場合は基本的にPCB使用安定器が残置さてている事はないですが、灯具を一部加工して取り付けるタイプの蛍光灯型LED照明器具をお使いの場合は、灯具内にPCB使用安定器が残されていないか、一度ご確認をおすすめ致します。
また灯具ごとLED照明に交換をご検討中の場合でも、同様に既設照明器具についてPCB使用安定器が使わていないか確認をお願い致します。
確認作業は当社でもお手伝い可能ですので、まずはお気軽にお問合せ下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。