建設廃棄物のマテリアルリサイクル率向上のための検討

 昨日、今日と富士車輌様の滋賀工場に来ています。富士車輌様には昨年3月に弊社の「不燃ごみ選別ライン」を納入いただきましたが、バリスティックセパレータートムラ社の光学選別機の性能がとても素晴らしく、弊社に搬入される不燃ごみのマテリアルリサイクル率向上に寄与しました。「不燃ごみ」とはいわゆる”袋ごみ”で、ビンや缶、ペットボトル、プラの袋等が入っています。それらを徹底的に機械選別することでマテリアルリサイクル率を格段に上げることができました。

 

 ↓弊社が導入した不燃ごみ選別ラインです。

選別リサイクルプラント

 そして今回また富士車輌様の滋賀工場に訪問した理由は、今度は建設廃棄物のマテリアルリサイクル率および固形燃料化率を向上することができないかと考えたからです。現在の建設廃棄物の選別ラインはほとんどが手選別で行なっているため、機械選別と比較するとどうしても選別精度は落ちてしまいます。今回は実際に建設廃棄物を滋賀工場のラインに投入し、どのように機械選別できるかをテストしていただきました。

 

 ↓まずこれは滋賀工場に設置してある試験設備のバリスティックセパレーターに建設廃棄物を投入したところです。この時の角度は20度だったかなと思います(15度と20度で試験していました)。メッシュが動くことで廃棄物が跳ね上がり、軽いものや大きなものは下の動画でいうと右側に落ち(2Dと言っています)、重いものは左側に落ちます(3Dと言っています)。また、メッシュより小さなものは下に落ちますので、合計3分別ができるようになっています。

 そして、選別した2Dをさらに光学選別機に通してみました。固形燃料として利用したいものを風で飛ばし、それ以外(異物)を落としました。

 その結果、下の写真の左側が固形燃料(RPF)としてリサイクルできそうな廃棄物(主にプラスチックと紙)で、右側が異物ということになりました。

 ↓下の写真はバリスティックセパレーターで重くて左側に落ちた廃棄物(3D)を細かな選別ラインに投入したものです。その結果、左側が有機物を出来るだけ抜き取ったもの、右側は有機物がまだかなり入っているもの(これは焼却処理になりますね)に分かれました。

 今回の試験はこうやって建設廃棄物をどのように分別するか、どのような選別ラインに通せば当社の希望する分別ができるかという問いにフォーカスし、2日間かけて様々なテストを実施していただきました。この結果を受け、今後は実際に同様の選別ラインを既に導入して建設廃棄物を処理していらっしゃるご同業の施設を見学させていただき、弊社に搬入される建設廃棄物の素性を考えてどのような選別ラインが適切かを検討していきます。

 

 こうした試験はとても大切ですし、ご同業の方々の施設見学も本当に重要ですね。これから更に数年かけて検討し、弊社の建設廃棄物の素性に適した選別ラインを導入したいと考えています。そうした活動を通じてマテリアルリサイクルや固形燃料化を進めていき、地球環境保全に寄与したいと思っています。

 

 こうした取り組みはSDGsやカーボンニュートラルにも合致していますので、一生懸命頑張ります!

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