タナベコンサルティング「2023年経営戦略セミナー」に参加しました(東京)

 今日は東京で開催されましたタナベコンサルティング(旧タナベ経営)の「2023年経営戦略セミナー」に参加しました。経営戦略セミナーは毎年受講していまして、次の年に向けた自社戦略というか、世の中の厳しい変化に対して自社がどうやって対応できるかを考えるためのヒントにさせていただいています。

 今回のテーマは「シン・バリューチェーン戦略」。『価値を上げ、価格賃金を上げ、新しい会社に生まれ変わるチャンスになる』という言葉に共感しました。大事なのはまず”価値転嫁”であり、パーパスの策定や新しい経営技術の投資を行い、バリューチェーンを作り上げていく。新しい経営技術とは、M&AであったりDXであったり、人的資本であったり。特にバリューチェーンを作っていくためのM&Aの重要性や人材投資の重要性を強く感じました。

 また、「『価値連鎖』の始まりはパーパスでなければならない。」というのは、特にコロナ禍以降私自身も重要視しているポイントでした。お客様や社会が抱える課題の解決に自社がどのように貢献できるか、その貢献価値=パーパスということなので、社会から共感していただけるようなパーパスを再構築する必要があると感じました。

 

 10月1日に美濃化学工業スカイコーポレーションが合併して誕生した美濃化学スカイコーポレーション(株)では、合併して新たな経営理念を作りました。両社の役員やホールディングス役員も加わって何回もディスカッションし、私たちが美濃化学スカイコーポレーションは社会の課題解決に向けてこうやって貢献したいという思いを込めた理念、シンプルで分かりやすい理念を作りました。

 「持続可能な社会の実現」という社会的な命題に対し、自社の強み(プラスチックのマテリアルリサイクルを一気通貫で実現できること)を使って全力で貢献したいという思いを込めています。ディスカッションの過程で「美濃化学だけでなく、グループ各社が社会課題の解決に貢献することにフォーカスできるよう、経営理念をアップデートする必要があるな」と感じていたので、今回の「『価値連鎖』の始まりはパーパスでなければならない。」という言葉は自分としては刺さりました。

 

 また、人的資本についても共感するところが多かったです。グループで足りていないのは計画的な人材投資で、特にグループ各社の役員クラスや幹部クラスの教育投資をもっとやっていかなければならないと感じています。今回の経営戦略セミナーには私を含めアカルタスグループの役員や事業会社の社長にも参加していただいています。こういう機会を増やすことで同じ目線でディスカッションできるようにしていきたいと考えています。

 

 今回の経営戦略セミナーも大きな刺激をいただきました。一緒に参加してくれたグループ役員の皆さんと食事をし、セミナーの振り返りや今回の気づきをどう実現させていくかについて話し合いました。とてもいい時間になりました!

 

 タナベコンサルティング様、ありがとうございました!