「ごうぎん脱炭素セミナー」で事例発表させていただきました
2022年12月05日
今日は日頃からお世話になっています山陰合同銀行様主催の「ごうぎん脱炭素セミナー」がweb開催されました。講師先生は私が2011-2013年まで(公社)全国産業資源循環連合会の青年部会長を務めていた際に大変お世話になったカーボンフリーコンサルティング株式会社の中西代表でした!
その中で、今回いろいろご縁をいただき私の方で15分ほど事例報告をさせていただきました。拙い報告で申し訳ありませんでしたが、自社の取り組みを多くの方々に知っていただく機会になり感謝しています。ありがとうございました!
弊社は今年の3月に山陰合同銀行様と「ごうぎんサステナビリティ・リンク・ローン」の契約を締結させていただいた経験から、金融機関様は単に資金調達の時だけ相談する相手ではなく、脱炭素やさまざまな環境問題についての取り組みについても相談させていただくことができると感じていました。
また、これは私のブログにも7月に書いたのですが、7月11日に山陰合同銀行様が会社説明会を開催され、その際に「求められる脱炭素社会への対応」として山陰合同銀行様が取り組んでいる脱炭素についての説明があり、いわゆる「サプライチェーン排出量」のことについても触れられていました。弊社は廃棄物処理・リサイクルの会社なので、お客様のサプライチェーン排出量の中ではScope3の”製品の廃棄”に該当します。山陰合同銀行様の会社説明会に参加して「いよいよ排出事業者様からScope3の説明が求められる時代になりそうだ」と強い危機感を持ちました。
そういったことから、7月11日の山陰合同銀行様の会社説明会の翌日から社内で検討し、SBT(Science Based Targets)に取り組むことを決めました。これはパリ協定が求める水準と適合した、5年から15年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことです。そして、山陰合同銀行様が脱炭素の取り組みについてカーボンフリーコンサルティング様と業務提携したということは知っていたので、山陰合同銀行様に相談させていただきごうぎん経由でカーボンフリー様とSBTのための支援業務契約を締結いたしました。契約締結が8月17日でしたので、会社説明会から約1ヶ月、社内でもかなり早く意思決定が出来て各担当者の準備もスムーズだったと思います。
ちょっと説明に時間がかかりましたが、そういった経緯があり今回弊社の方で事例報告をさせていただいたということです。
なお、SBTについて取り組むきっかけになったのは上記の山陰合同銀行様の会社説明会で受けた説明内容に危機感を感じたという点と、もう一つは東証プライム市場において「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に沿った開示がコーポレートガバナンス報告書で求められるようになり、私たちのお客様である大手の排出事業者様から問い合わせが増えるだろうと考えたからです。もし今後温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みをしないと大手とは取引できなくなるのではないかという強い危機感を感じています。
現在はカーボンフリーコンサルティング様の方で複数回勉強会を開催いただき、社内でSBTについての知識を深めています。そして指導をしていただきながら各部署で温室効果ガス排出量を出しているところです。今後は排出削減目標を設定していくことになるので、社内で検討しながらどうやって削減していくかを決めていきたいと思っています。
各部署の皆さんは日常業務で忙しい中、SBT設定に向けて本当によく頑張ってくれています。来年の認定に向けて力を合わせて頑張りましょう!