あらゆる人々の活躍の推進
(1)奨学金返済支援手当の支給
近年、大学等への進学率上昇や景気低迷などの社会情勢の反映の結果、奨学金の貸与規模は年々拡大傾向にあります。そのような情勢を鑑み、次の世代の担い手に伸び伸び成長してもらう環境を整えることが、企業の未来を支えることと考え、少しでも若い社員の力になりたく、「奨学金返済支援手当」の支給をスタートさせることにしました。新卒入社・中途入社関係なく、正社員・パートタイマーすべての方が対象となり、月額15,000円を上限として、退職又は、返済が完了するまで支給します。
(2)時間単位有給の導入
1 時間単位で有給休暇の取得が行える制度を導入しています。時間有給の取得率76%と、非常に多くの社員が利用しています。
(3)短時間勤務制度の延長
育児・介護休業法により、3 歳に満たない子を育てている場合、原則1 日6 時間の短時間勤務ができる制度を定めるよう、義務付けられています。当社では、この制度を利用できる子の年齢を「小学校3年生まで」と延長し、幼少期の子供と触れ合う時間を多くとれるような環境づくりを行っています。
(4)看護休暇日数の増加と有給
育児・介護休業法により、子どもの病気やケガなど看護が必要なときに利用できる休暇として看護休暇の制度を定めるよう、義務付けられています。子の看護休暇は「小学校就学の始期に達するまで」とされ、取得可能な日数は、1 年度において5 日(子が2 人以上の場合は10 日)です。当社は、これを7 日(子が2人以上の場合は14 日)としています。また、有給か無給かは会社に選択肢が委ねられていますが、当社ではすべて有給で、半日単位で利用しています。
(5)介護休暇
育児・介護休業法により、両親や身内などの家族が病気や怪我、高齢といった理由で要介護状態になった場合、介護・世話をする労働者に対して、与えられる休暇制度を定めるよう義務付けられています。取得可能な日数は、1 年度において5 日(対象家族が2 人以上の場合は10 日)です。当社は、これを7 日(対象家族が2人以上の場合は14日)としています。また、有給か無給かは会社に選択肢が委ねられていますが、当社ではすべて有給で、半日単位で利用しています。
(6)⼥性活躍の推進
<⼥性採⽤率>
男(人) | 女(人) | 合計(人) | 女性採用率 (昨対比) |
|
取締役 | 5 | 1 | 6 | 17% (↑17%) |
現場職 | 82 | 7 | 89 | 8% (↑1%) |
事務職 | 21 | 32 | 53 | 60% (↑6%) |
合計 | 108 | 40 | 148 | 27% (↑1%) |
<勤続年数男⼥差>
男(年) | 女(年) | 昨対比 男 (年) |
昨対比 女 (年) |
|
現場職 | 8.5 | 1.1 | 8.2 (↑0.3年) |
1.8 (↓0.7年) |
事務職 | 7.5 | 5.5 | 6 (↑1.5年) |
4.6 (↓0.9年)※ |
※昨年、男性事務職2 名、女性事務職1 名が取締役就任により上記数字より対象外となったため、昨対比数字が減少
<役職者の⼥性労働者の割合>
男(人) | 女(人) | 女性役職率 | |
現場職 | 18/82 | 0/7 | 0% |
事務職 | 15/21 | 14/32 | 44% |
<指導的地位に占める⼥性の割合>
男(人) | 女(人) | 指導的地位に 占める女性の割合 |
|
課長以上の役職者 | 9 | 2 | 22% |
知識と経験を兼ね備えた優秀な女性社員が結婚・出産ということだけで退職をせざるを得ないようなことにならないようしっかりとフォローできるような組織作りは、社会的にも、そして当社が今後、より成長していくためにも非常に重要なことだと感じています。
指導的地位に占める女性の割合は、目標数値である30%には届いていませんが、次期管理職候補の育成を行っています。
(7)家族⾒学会の開催
社員のご家族を会社にご招待し、当社が行っている事業や環境活動を知っていただく機会として家族見学会を開催しています。17回目となる見学会を2019 年7 月15 日に開催し、家族数8 組、30 人の皆様に参加いただきました。当日は、会社の概要について説明後、クイズやゲームをしながら施設の見学を行いました。毎年、小さなお子さんの参加も多く、特に重機や各種収集車両への乗車や記念撮影が人気でした。普段なかなか目にすることのできない仕事中の姿や風景に触れていただき、また毎年恒例となっている社員からご家族に向けたメッセージビデオの上映もあり、感動に包まれた会となりました。 |
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(8)事業報告会の開催
当社では全社員が集まる事業報告会を年2 回開催しています。社長から今後の方向性や会社のビジョンを説明し、その後、各部署長から目標の達成状況を発表します。12 月に行われる発表会では、前年度に会社への貢献度が高く先進的な取り組みを行った事業に対して年間MVP 賞を授与します。MVP は、事前に社員が自ら経営幹部にプレゼンテーションを行い、その結果がこの発表会で行われます。そのほか、「ムードメーカーで賞」「プロフェッショナルで賞」 |
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(9)報奨制度
あらゆる表彰制度によって、社員のモチベーションアップに努めています。
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(10)レクリエーション
2019 年の社員旅行は、9 月28、29 日の2 日間、四国へ行きました。参加者は各部署から37 名でした。他部署との交流も深まる楽しい旅行になりました。 また、定期的に社内報を発行し、新入社員の紹介やCSR 活動の紹介など行っています。 1 月には、昨年1 年間にあった出来事をまとめた10 大ニュース新聞を発行しています。 |
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(11)健康診断項⽬の拡張
労働安全衛生法に基づき、社員の健康診断を年1 回行っています。健康診断の項目について、35 歳以上の社員には胃の検査をオプションとして追加しており、35 歳以上の女性職員には、希望者に子宮頸がん検診・乳がん検診を受診していただいています。 |
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(12)研修と資格
廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)によりさまざまな種類に分類されますが、見た目だけではなく、廃棄物の排出工程によって種類が変わる複雑な分野です。また、廃棄物の性状も様々で、処理に当たって知識や技術が要求されます。当社では、廃棄物のプロとして、お客様の“ 困った” を迅速にかつ適正に解決できるよう、研修を行っています。ISO14001の環境マネジメントシステムに準じて、新入社員に対しては、各部署からの講義や現場体験を行っています。資格については、業務に必要な資格はもちろん、会社が推奨する資格は受講料を会社で負担し、社員のスキルアップを図っています。 |
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●資格者リスト
人数 | |
---|---|
1級土木施工管理技士 | 1 |
2級土木施工管理技士 | 1 |
5トン限定準中型免許 | 17 |
8トン限定中型免許 | 64 |
KYTトレーナー | 4 |
アーク溶接等業務特別教育修了者 | 19 |
ガス溶接技能講習修了者 | 15 |
クレーン運転の業務の特別教育 | 2 |
クレーン運転の業務の特別教育修了者 | 9 |
ごみ処理施設技術管理士 | 2 |
はい作業主任者 | 3 |
フォークリフト運転技能講習修了者 | 42 |
フルハーネス型墜落制止用器具使用作業特別教育 | 24 |
安全管理者選任時研修了者 | 1 |
一般廃棄物収集運搬・処分業者講習修了者 | 1 |
運行管理者 | 1 |
応急手当普及員認定書 | 1 |
下水道排水設備工事責任技術者 | 1 |
化学物質管理者 | 1 |
解体工事施工技士 | 1 |
環境管理士 | 1 |
環境計量士(濃度関係) | 1 |
危険物(乙)1種 | 2 |
危険物(乙)2種 | 2 |
危険物(乙)3種 | 2 |
危険物(乙)4種 | 8 |
危険物(乙)5種 | 2 |
危険物(乙)6種 | 1 |
危険物(丙) | 1 |
給水装置工事主任技術者 | 1 |
玉掛業務技能講習修了者 | 23 |
玉掛業務特別教育修了者 | 11 |
型枠支保工の組立等作業主任者技能講習 | 1 |
研削といしの取替え又試運転の業務特別教育修了者 | 8 |
雇入れ時安全衛生教育 | 1 |
高所作業車運転技能講習修了者(10m以上)修了者 | 6 |
高所作業車特別教育修了者(10m未満)修了者 | 8 |
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物収集運搬業の許可に関する講習会終了者 | 1 |
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物収集処分業の許可に関する講習会終了者 | 1 |
産業廃棄物焼却施設技術管理者 | 3 |
人数 | |
---|---|
酸欠危険作業特別教育修了者 | 2 |
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者 | 8 |
自由研削用といしの取替え等業務に係る特別教育 | 6 |
車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了者 | 17 |
車両系建設機械(解体用)運転技能特例講習修了者 | 15 |
車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習修了者 | 32 |
車両系建設機械(整地・運搬・積込用)運転業務従事者安全衛生教育修了書 | 2 |
準中型免許 | 4 |
小型移動式クレーン運転業務技能講習修了者 | 19 |
小型移動式クレーン運転業務特別教育修了者 | 8 |
小型車両系建設機械(整地等)の運転特別教育修了者 | 22 |
床上操作式クレーン運転業務技能講習修了者 | 1 |
床上操作式クレーン運転業務特別教育修了者 | 14 |
職長・安全衛生責任者教育修了者 | 12 |
職長・安全衛生責任者教育終了者 | 1 |
振動工具取扱作業車安全衛生教育修了者 | 1 |
石綿使用建築物等解体特別教育修了者 | 2 |
石綿取扱い作業従事者特別教育修了者 | 3 |
足場組立て等作業主任者技能講習修了者 | 2 |
足場組立て等特別教育修了者 | 3 |
第3種電気主任技師 | 1 |
第一種衛生管理者 | 1 |
宅地建物取引士 | 1 |
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習 | 2 |
中型免許 | 17 |
低圧電気取扱業務特別教育 | 5 |
特別管理産業廃棄物管理責任者 | 1 |
毒劇物取扱責任者 | 1 |
二級ボイラー技士 | 1 |
破砕・リサイクル施設技術管理士 | 1 |
廃棄物焼却施設におけるダイオシン類対策に係る作業指揮者養成研修修了者 | 1 |
廃棄物焼却施設に関する業務特別教育修了者 | 3 |
不整地運搬車運転技能講習 | 1 |
普通救命講習修了者 | 9 |
普通免許 | 3 |
粉じん作業特別教育修了者 | 2 |
有機溶剤作業主任者 | 2 |
労働安全衛生法による特別教育修了者 | 1 |
大型自動車免許 | 31 |
(13)アースサポート社員ルールブックの配布
昨年より、就業規則や賃金規程等を社員はいつでも確認ができるよう、「ルールBOOK」を個人に配布しています。通勤車両の変更申請や、出産や育児に関すること等、社員の皆さんに分かりやすい内容となっています。また、配布だけでなくネットでも確認できるようにしています。 |
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(14)「まつえ男⼥共同参画推進宣⾔企業」として認定
松江市では、男女共同参画推進の具体的な取り組みを宣言する企業等を募集し、「まつえ男女共同参画推進宣言企業」として認定して、広報や各種情報の提供等によりその取り組みを支援するとともに、取組事例を広く市民等に紹介しています。当社も、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)推進の取り組みと男女が共に働きやすい職場環境づくりに取組み、認定を受けています。 |
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(15)新卒採⽤活動
人手不足は全国的にも大きな社会問題となっています。当社では、毎年新卒の採用活動に力を入れており、継続的に新卒の学生を採用しています。インターンシップの導入や面接時の送迎など、学生に寄り添った採用活動に注力しています。
2019年度インターンシップ受け⼊れ実績
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(16)労働安全への取り組み
産業廃棄物処理業における労働災害の発生率は、他の産業に比べ高いと言われています。当社では、すべての社員が安心・安全で働ける職場環境を維持管理し、無事故・無災害に努めています。 |
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①安全大会の開催 年1 回、事業報告会で全社員が集うため、報告会の後に「安全大会」を実施しています。目的としては、安全に対する意識向上と職場の安全活動の推進等であり、毎回外部の講師を招き、受講しています。 |
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②安全パトロールの実施 毎月1 回、現場の各担当者(焼却炉、その他の施設、収集運搬、安全衛生管理者)が場内を回り、安全面で問題ないかをチェックし、指摘事項は管轄部署が改善後写真等により報告するルールになっています。自部署では
写真安全パトロールの様⼦ |
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