2025年10月23日（木）、社内のメンタルヘルス研修として、係長以上を対象とした管理者向け「ラインケア研修」を実施しました。
弊社では毎年6月にストレスチェックを実施しています。ストレスチェック制度の目的は、「メンタルヘルス不調の未然防止（一次予防）」であり、結果を集団分析し、職場環境の改善につなげることです。
今期より、ストレスチェックの結果をより積極的に活用し、職場環境の改善に取り組む方針を明確化しました。

その取り組みの一環として、島根産業保健総合支援センター（さんぽセンター）の倉瀧様を講師にお迎えし、メンタルヘルスに関する管理者研修「ラインケア研修」を実施しました。
この研修では、管理者の視点からストレスチェック結果の見方や、上司から部下への声かけのポイント、さらには「ストレスとは何か」といった基礎知識について学びました。

研修の冒頭では、次のような重要な認識を共有いただきました。
・作業効率に影響する最大の要因は「人間関係」。人間関係が良好であれば、作業効率が向上し、生産性も高まる。
・退職理由の約8割はストレスに起因する。

このような現状を踏まえ、管理者として職場のメンタルヘルスに対する理解と対応力を高めることの重要性が強調されました。
研修では、職場のメンタルヘルスの必要性やストレスモデルに関する講義の後、ラインケアの事例をもとに具体的な対応を考える時間が設けられました。参加者同士で事例から読み取れるメッセージを考え、共有することで、実践的な理解を深めました。
また、信頼関係を築くために必要な要素について学び、研修の最後には「今日から実践できる私の3つの行動目標」を各自が考える時間がありました。

◇ラインケアと信頼関係◇
リーダーには「温かさ」と「強さ」の両方が求められます。
温かさ・共感性・信頼性を養うことが、部下との信頼関係構築につながります。
そのためには、リーダー自身が行動目標を立て、自ら変化していく姿勢が重要であることを学びました。

第2回の開催は2026年2月を予定しています。
今後も、職場環境の把握と改善、部下の相談対応などに必要なスキルを継続的に身につけ、誰もが安心して働ける職場づくりを目指してまいります。